冬の一角獣

真城六月ブログ

世界迷子通信

 

迷子A「わたし故郷の世界の味方、サディスティックです。いつになったらこのわけ分からない世界、ミスキャストわたし取り戻し来てくれる。ひどい思います。おせえ思います」

 

 

迷子B「違うです。あなた見つけられる為に何もしてない。あなた分からない。あなた何処にいる?見えない。あなた手、振る。わたしSOS書く。みんな叫ぶです」

 

 

迷子C「もう来ない思います。誰もいない思います。待たない。意味ないからです。誰もわたしたち探してないです。わたしたち此処でやっていくか、自分で帰るです。味方無いです。仲間無いです。自分でするです」

 

 

迷子D「向こうも迷子思います。向こう困ってる。わたしたち来てほしい思ってる。わたしたち行くです。探すです。向こう来られない理由あります。行きましょう」

 

 

 

迷子A 迷子B 迷子C 迷子D「行きましょう」

 

 

迷子A「行き違いなります。怖いです」

迷子B「待ち続けるもっと怖いです」

迷子C「手をつなぐです。大丈夫です」

迷子D「滅ぶでも一緒です」

 

 

増え続けた迷子達はやがておんなじところにいました。そこはほんとうの現在というところでした。ほんとうの現在は迷子達をみんなほんとうの自分達にしました。そこで、探す迷子も探される迷子も最後まで自分自身でいることが出来ました。

 

 

 

これはおしまいにならないお話です。