冬の一角獣

真城六月ブログ

2022.5

 

 

お皿が割れました真っ二つ

寝不足なのはわたしで

お前じゃないだろう食器棚よ

 


お守りのペンダントの面目の為に

被害の小ささを感謝しました

 


暮らしってかなしいですね

人はそのかなしさの中で

いなくなってゆくぶん

何かを残してゆきます

 


そのつもりがなくても

突飛なところに生える野草のように

 


戦いはユーモアを食べながら

除草剤を撒く人にも分けてあげる

 


蓄えた笑いが尽きたら

ちゃんとまた

いのちのお腹がへるでしょう