冬の一角獣

真城六月ブログ

水瓶座に

 

 


ほんとうのことだけ言い続けて

 


清らかにひとりぼっち

 


寂しい舞踏会 しんとした理知を抱き

 


未来をみている 目だけになって存在する

 


どこか底抜けにひかる子供の笑い方

千年思いつめた背中

 


静かにしてくれ 大声で歌ってくれ

創り出してみせようか

誰も縛らない箱を

いやそれよりも

というか鍵を捨てるよ

というか箱ごと壊すよ

 


魔法じゃない 奇跡でもない

 


あなたがあなたとして在ることは

みんなを洗います

 


なんて冷たいほんとうの水でしょう

 


ああそうです

 


自由は涼しいものなのでした