冬の一角獣

真城六月ブログ

肩を叩かれ見渡せば

三月です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

春はまだ浅いですが、季節ごとの花々に暖かな陽だまりをいち早く見せてもらえているように思えます。


近況報告を少しだけ致します。
二月の末に家族の者が突然倒れ、手術し、今も入院しています。
ですから私自身も彷徨っているうちに気付けば三月になっていました。
幸い手術は成功し、大事に至らず退院の日も決まり、今は安心しているところです。

今回このようなことがあり、小さな不満はあっても健康無事に過ごせる日々の有り難さを改めて感じました。同時に人生は何時何があるか全くわからないものだと一層すべての存在や物事の不確かさを思いました。

病院という場所に長い時間いるのも久しぶりのことでした。
夜は特にそうなのですが、病院にあるものは他の場所にある同じものとは違って見えました。
公衆電話やベンチや自販機やテレビや雑誌。階段も廊下もエレベーターもなんだか淋しげに見えました。

それは私の心細い気持ちが、そのように見せていたのだと思います。何もかもが頼りなく見えました。

もう少しの間、私にはあらゆる存在や物事の線が普段より細く薄く見えるかもしれません。



二月のうちに載せるつもりで書き終えていたお話が二つあり、遅れましたが先程置いておきました。


それでは皆さんどうぞお元気で!
また楽しく遊べますように。