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冬の一角獣

真城六月ブログ

春の新しくない本ふたたび

昨年の三月にこのブログで胸騒ぎする新しくない本を色々と選びました。

一年経ちましたが、少しも変わることなくそれらの本が好きです。当たり前に何度も繰り返し好きな本を読むことをよろこびながらこのまま暮らしていくのだと思っています。

ちょっと振り返ってみます。昨年取り上げた春の胸騒ぎ本を以下に並べます。


『杳子』 古井由吉
『外科室』泉鏡花
『雁』森鷗外
『ドルジェル伯の舞踏会』ラディゲ
『夜間飛行』サン=テグジュペリ
『嘔吐』サルトル
『Xへの手紙』小林秀雄
『姫たちばな』室生犀星
『山梔』野溝七生子
アナイス・ニンの日記』
『魔術師』谷崎潤一郎
『鈴木主水』久生十蘭
『香りから呼ぶ幻覚』尾崎翠
『ミリアム』カポーティ
『孤島夢』島尾敏雄
『鳩』日影丈吉
『どこにもない場所』倉橋由美子
『面影双紙』横溝正史
『彗星問答』稲垣足穂
『恋をしに行く』坂口安吾
『雪後』梶井基次郎


これらに今年は以下を加えたいと思います。


『曲った背中』吉行淳之介
『波』『存在の瞬間』ヴァージニア・ウルフ
中井英夫詩集』『墓地』中井英夫
『赤糸で縫いとじられた物語』寺山修司
『エミリー・ディキンスン詩集』
『牛乳のお椀』シュペルヴィエル
『死刑宣告』萩原恭次郎
『プラテーロとわたし』ヒメネス
『葉桜と魔笛太宰治
『犬身』松浦理英子
『腐敗』倉橋由美子
『冥府の犬』日影丈吉
尾形亀之助詩集』
『金の輪』小川未明
『兎』稲垣足穂
『南方郵便機』サン=テグジュペリ
『ぼく自身  あるいは困難な存在』コクトー


以上を新たに選びました。そして毎度しつこいようですが、サリンジャー野溝七生子ヴァージニア・ウルフは全部いつも共にあります。春夏秋冬病んでも健やかでも一緒です。



今年の春はどうですか?胸騒ぎの予感はありますでしょうか。ご無事でいらしてくださいね。


まだ春ははじまったばかりです。眠らずに遊びたいですね。遊ばずにずっと眠りたいですね。




雨がよく降り、晴れた日には光と風が溢れます。