冬の一角獣

真城六月ブログ

2021.9

 

 

青磁

 

マンダラの塗り絵をしていて、様々な色に触れ、どの色のうつくしさも素晴らしいと感じています。それでもお気に入りの色というのがやはりあり、今わたしは青磁色が好きです。青が好きで、紺も水色も好きですが、青磁色にちょっと特別な懐かしさを感じます。

 

 

そういえば二十歳過ぎくらいの頃、初めて買った香炉が青磁のものでした。青磁の色は不思議な色で、どんな感情や体調のときに見ても神経を逆撫でません。青と緑と白と銀色が混じったような涼しく、やわらかい色です。青磁色は秘色と呼ばれていたそうです。今でもそう呼びたくなるような青磁色で白い紙を塗ると深く落ち着き、自分が安心できる心の持ち場に戻る感じがします。

 

 

マンダラの塗り絵は、家事、介護、読書、詩作などの合間に少しずつやっています。絵画やアート作品のように出来上がりを見せる事に意味があるというのではなく、塗っている自分の調和をはかる為というものですが、もしかしたら自分の調和が誰かにも拡がるかもしれないと思い、ツイッターに載せたりしています。塗りながら感じた安らぎが伝わり、ほんの僅かでも何かを鎮めたら良いなと思っています。

 

 


瞑想

 

 

夜、眠る前の瞑想をずっと続けています。とても気持ちの良い呼吸を深く出来る機会としてやっています。何か今より高めようというのではなくて、自分の中の掃除と換気の為です。だから、吸う息よりも、吐く息に意識を傾けて行っています。最近では胡座をかいて座り、目を閉じて息を吐き始めるとすぐに何も考えず、思いも浮かばず、ただ呼吸にのみ集中している状態へスムーズに入れるようになりました。瞑想を続けていて、日常の中で受けるネガティヴな影響を引き摺る度合いが減ったように感じています。ダメージは上から絆創膏をいくら貼っても中々癒えないタイプでしたが、吐く息で追い出すやり方がわたしには合っているみたいです。

 

 

照明は落として、音声ガイドを使うこともあるし、ティンシャやシンギングボウルの音を聴きながら行うこともあります。無音でも。何もかもの音が煩わしい時もありますから。YouTubeで417Hzの瞑想動画を聴きながら行った事もあります。苦しみが激しい時は、息を吐く時に口を開けて低く「ああ〜」など発音しながら吐き切ると、落ち着けた事もありました。

 

 

それもこれも、全く興味や必要が無い方から見ると、結構なヤバさかもしれませんが、そんなの、何をおっしゃる兎さんです。この世で生きることは生まれてから死ぬまでヤバい事の連続ではありませんか。いつだって聖堂の外に飢えやかなしみは溢れています。ヤバい世界にいる者同士、他を責めずにいきましょう。他を責める事も勝手だろうけれど、それは何の為にそうするのか考えると、わたしの場合は大体自分の過ちに行き当たります。そして、それで、だから自分の事は自分で癒すんじゃ。というか、自分は自分にしかほんとうには癒せないんじゃよ。そんな風に思いながら間違えながらやっています。

 

 

 

 

漢方養生

 

 

まだ暑さも残りますが、秋の漢方養生について自分の為に少し復習してみようと思います。

 

秋は五行の金。五色は白。五臓は肺。六腑は大腸。五志は悲(憂)。五気は燥。五味は辛。五根は鼻。五支は毛。五体は皮。五液は涕。五方は西。

 

秋分から冬至にかけて陰が増加してゆきます。

 

秋は肺を養生するよう心がける。肺が弱まると水の巡りに影響があり、むくみなどが出たりする。鼻のとおりなどからも肺の状態は見える。肺気の衛気が弱まると風邪や肌の痒み、乾燥などがあらわれたりする。

 

秋の燥邪は体表や呼吸器を襲いやすく、肺と表裏関係の大腸も乾燥すると便秘になったりする。

 

秋に気をつけたい感情は悲しみ、憂い。過度の悲しみ、憂いは肺気を消耗し、呼吸を浅くして、声のかすれなども招く。

だから秋には寛大な気持ちで過ごす。安らかにゆったりとある事を心がける。段々と下がる気温に合わせて着るものを調節して身体を慣らしてゆく。

 

空気が乾いた秋には酸味と甘みの組み合わせ「酸甘化陰」の食べ方を取り入れて身体を潤すようにする。また、白い食材は肺を養う。旬の梨、葡萄、林檎や南瓜、山芋、蓮根。バナナ、蜂蜜、白胡麻、百合根。栗、銀杏、くるみなど。

 

体力が無かったり、色々な事情で入浴がしづらい時は足湯がおすすめです。普通に入浴する時よりも熱めのお湯を入れたバケツなどに足だけ浸かります。身体が冷えないように足以外も暖かくして行います。お湯に自然塩を入れるとよく暖まります。お湯が冷めないように適宜熱いお湯を少しずつ足すなどします。ヤケドなど事故の無いように気をつけます。

 

 

 

そして。そうだ。秋は夕暮れ!夕暮れも見なけりゃあ。秋の日暮れはどれだけ見ても毎年驚きます。季節が生命そのもの血のように火のように赤いです。色々と味わって冬へ行きたいですね。

 

 


他に西洋占星術の12ハウスの事についてや、詩の事。色々な本について。ヒマラヤ水晶の事、 ハーブティーの事、猫の深い優しさについて、糠と塩の事、ある人をマグダラのマリアだと思った事。など書きたい事はあるけれど、きりがないからここまで。


そんなこんなでございます。支離滅裂。こっちはわたしをやっています。あのね、有難いことがわんさか。あなたに元気でいてほしい。あなたにあなたでいてほしいです。


またね。