冬の一角獣

真城六月ブログ

占星術 000

 

 

今回は番外編で最近自分が学んでいる占星術に関する内容なので興味が無い方にはつまらないかと思います。しかも自分のホロスコープについての読み解きや考察です。ですから自分の為のような内容になります。この自分の為のメモが誰かの何かに役立つことがもしもあればそれはラッキーです。もう少し学びを深めたら、好きな表現者や読者の方のホロスコープも見たりしてみたいと考えています。今後、創作の合間に楽しんで練習や勉強をするつもりで取り組んでいきますので、興味がある方はお付き合い下さい。

 

 

なお、ここでいうホロスコープは出生時のもの(ネイタルチャート)を指しています。

 

 

 

わたしのアセンダントASC(第1ハウスのカスプ)は天秤座で、アセンダント天秤座の身体的特徴として挙げられるもので自分に当てはまっているのは、卵型の顔というのと生まれつきの歯並びが比較的良かったというところ。体つきの割に腰が大きいのも当てはまる。他者に与える印象は自分では分からないので、何とも言えないけれど、争いを避ける態度というのも確かにあるように思う。怒りを露わにするまで結構時間がかかるので。

逆に当てはまらないように思える特徴は、自然な笑顔、優雅な動作というもの。これは他者から特に言及された事も無いし、本当に可笑しい時にしか笑わない(周りが笑っていても可笑しくなければ永遠に真顔)なので笑顔については分からない。笑顔を作る事にはどちらかといえば苦手意識があるくらい。優雅な動作というのも、ぼんやりしていると言われる事があるくらいで自分では分からない。むしろ歩くのは速い方だと思う。話し声もハキハキハッキリしていると言われる。歌う時も声は大きい。というか声が大きい。わたしがイメージする優雅とは自分はかけ離れているような気がする。アセンダントはペルソナとも言われている。わたしの自然な笑顔と優雅な態度よどこへ行ったの。ペルソナが無いと他者には不安定に映るのかもしれないよね。アセンダントである♎︎の支配星は金星。金星にはお洒落や化粧の意味もある。表情や態度は時に化粧の役割も果たしそうだ。

 

 

アセンダントだけで長くなってしまった。次に移る。太陽があるハウスについて。わたしの太陽と水星は9ハウスにある。太陽のあるハウスの事柄には自分にとって重要な意味がある。

太陽、月、水星、金星、火星、木星土星天王星海王星冥王星の10惑星のうち、占星術で最も重要な天体が太陽。太陽のあらわすところは、生命の与え主。エネルギーの源。生きる力。どんな人でも状態でも生きさせ、立ち上がらせる力。大切過ぎる。ありがたい。

 

 

9ハウスが示しているのは、長期的な動き、手のとどかない遠方の事柄、専門的な学問、長距離の旅、海外、宗教、移民、簡単には完成しない研究、教育、出版、遠縁の人々など。

 

 

色々な文献などに目を通すと、どうも9ハウスには「遠い」「遠くの」というキーワードが共通しているように思える。「宗教」というのも遠い世界の事と考えれば腑に落ちる。だがしかし、わたしのこれまでの生き方と9ハウスにそこまでの関連性は深く無いように思える。浮世離れしていると言われたり、掴み所が無いと言われたりする事はあるけれど、太陽の獲得が不十分であったと認めざるを得ないほど、専門的な学問や長距離の旅、宗教などには現実的に密接には関わって来なかったつもり。自分なりに9ハウスの太陽を解釈するとしたら、遠い世界や出来事や思いなどを表した文学作品への傾倒がそれにあたるかと思う。それを当てはめて考えてはじめて自分の太陽に納得出来るといったところ。現実以上の比重を持って、常にわたしを作ってきたのは詩や文学作品だから。一時期、強く音楽や美術に関心を抱いた事も関連しているかもしれない。浪漫派や夢想家といわれるような傾向があるとするならば9ハウスの「遠さ」に自分が導かれてきたのも頷ける。道理でわたしが好きなもの、わたしを生かすものはいつも遠いわけでした。という感じ。それにほら、今やっている占星術だって「遠い」星の学問です。だけど遠いものとの繋がりは決して弱さを伴わない。脆くない。遠いものとの意識での繋がりは結びつきを常に自然に離れ難くさせる。そう感じる。9ハウスの太陽には信仰という意味がある。9ハウスのサインは♐︎で支配星は木星。どこから読んでも必ず何かを得られる書物に似ているホロスコープ

 

 

1つのハウスに複数の天体が入っているという事もある。わたしの場合は上記のように9ハウスに太陽と水星が。12ハウスに木星土星が入っている。

 

 

水星は太陽に最も近い天体。基本的な意味は流動性。商売、情報と伝達。文書、会話、報道など。伝える力。短期の旅行。コミュニケーションなど。9ハウスの水星には才知という意味がある。

木星は太陽系の天体のうち、太陽についで大きな天体。示す事柄は保護、発展、達成、拡大、良識、高い精神性、理解力など。太陽よりも選択的で個別的な影響を与える。

 

 

土星木星についで大きい太陽系の惑星。制限を示すとされている。他に、現実にする力、物事を着地させる、試練を越える、努力、農業などを示している。木星が望めば叶えてくれる天体であるのに対し、土星は努力を重ね忍耐すれば達成してくれる天体。

 

 

12ハウスは、見えないもの、隠れた星、秘密、隠居、神秘、霊界、ホーラリー占星学などを示す。目に見えない、手に取れない、原因が分からないこと、自分からは見えない事象、その場では直接感じることは出来ないが、ある期間を置いて間接的な形で判明してくるといった性質などを取り扱っているハウス。

 

 

12ハウスに木星土星が入っていることをどう考えるか。12ハウスの木星は神秘という意味なので見えない何かに保護されている…のかもしれない。12ハウス土星には占星という意味があるので、これには努力や忍耐が必要であるという事なのかもしれない。12ハウスのサイン対応は♓︎で支配星は海王星海王星は良く作用すれば見えないけれど価値あるものになり、悪く作用すれば認識を曖昧にして無駄骨を折らせるものとなる。その没入や陶酔が不自然でないか、違和感のないものであるかは海王星を考える時に必要。気をつけたい。

 

 

2ハウスは収入、金銭にまつわるハウス。わたしはここのサインが蠍だが、蠍の得意な儲け方というのが謎過ぎて面白い。曰く、秘密の儲け方。誰も知らないやり方で得ると…。これはどういうことだらう。内職?それともドロボウ?仕事人?誰も知らない儲け方というのをわたしも知らないのですが。誰か教えてもらえると助かります。ね、ホロスコープは広々として全てが調和しながら繋がりあっていて、見るたびに発見がある。面白い。ちなみに2ハウスのサインは♉︎で支配星は金星。

 

 

ハウスの目立つところはこの辺にして、次にエレメンツについて。エレメンツについて少し書いたら、最後にアスペクトについて書いて終わります。書くのに疲れつつ楽しい。読むのは大変だと思う。ここまで読んでいる人がもし万が一いたら、ちょっと飲み物タイムにしませんか。

 

 

 

4素子。火、地、風、水の4つのエレメンツについて。わたしのホロスコープでは火の♐︎(海王星)が1つ。風の♒︎(月)♊︎(火星)♎︎(木星土星冥王星)が5つ。水の♋︎(太陽、水星、金星)♏︎(天王星)が4つで、地のサインが1つも無い。地が空っぽ。地のエレメンツは物質的な発展段階をあらわす。♉︎は所有したい、五感を味わいたい。♍︎は長く所有したい、定期的な収入を得たい。♑︎は政治や企業、起業を意味し、貯蓄したい。ということらしいですが、これらが無い!合っているなあと我がことながら思う。もし、地のエレメンツに欠けた人は現実的でないという意味ならば当たっていると言わざるを得ない。だけど、こうして改めて知ることで自分を見つめることが出来る。他のエレメンツは一応あるのだから、活かしつつ、無いものは無いと認めて何とか意識して少しでも持つようにする。周りの地のエレメンツが強い人と交流し、学びたいと思う。自分に分からないことは教わりたい。自分がもっているものはシェアしていきたい。そう思う。ホロスコープの読み解きのうち、エレメンツについては知ることが出来てとても良かったとすぐに感じた。占星術は実用的!と感じた瞬間。

 

 

アスペクトについて。わたしにもイージーアスペクトとディフィカルト・アスペクトがいくつもある。全てを取り上げるより、何となく気になるものをあげると、月と海王星木星天王星が60度(セクスタイル)で、月と冥王星が120度(トライン)で、木星土星が0度(コンジャンクション)です。0度(コンジャンクション)はダウトフル・アスペクトという。

 

 

月と海王星セクスタイルには芸術・慈善の意味があり、木星天王星セクスタイルには自由独立の意味がある。月と冥王星のトラインには霊能力の意味があり、木星土星コンジャンクションには努力家の意味がある。現在のわたしにとっては、これらのアスペクトは妙に考えさせられる。他にも90度(スクエア)がいくつもあり、それらについても向き合う必要を感じるけれど、ホロスコープはその時々で着目する部分や気づきや解釈を新たにする面白さがある。過去を振り返ることも、現在を意識することも、未来に目を向けることも、すべてを俯瞰的に捉えることも見る人の主に内的成長によって初めてほんとうに出来るようになっている。いつも新しいものが一番変わらないもの。読み解きの奥深さは星の寛大な優しさから来るように感じる。受け取れるように生きていきたいと思う。

 

 

それでは、今回はここまで。お付き合い頂きありがとうございました。またね。


本文を書くにあたり、マドモアゼル愛先生の占星術入門講座で学んだ体験と、石川源晃著『実習 占星学入門』『応用 占星学入門』いずれも平河出版社を参考に致しました。感謝申し上げます。