冬の一角獣

真城六月ブログ

2017-01-26から1日間の記事一覧

荒地の真空管

夢みるときに踏みしめる足音と 記憶の中の銀杏の樹々が葉を揺らす音 どれも違うどれも違う 軋み 失うことを恐れるときの硝子を掻きむしる すべてを足しても違う でも近い 近くなり近くなり ほとんど触るというときに 涙がでてくる 見ても見なくても思うだけ…