レストランの角を曲がり、公園通りを歩いていると向こうに頭の小さな白い毛並みのほっそりとした姿が見えた。ゆっくりとこちらにやって来る。私に気づくと立ち止まった。「お月さま、こんばんは」夜の帳が下りる頃、藍色の空の下で挨拶をした。お月さまは静…
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